PEOPLE
エースの人 #2


弁護士 室井涼


2020年新卒入社 3年目



弁護士 室井涼


2020年新卒入社 3年目


Q. 仕事の内容は?

民事事件を幅広く担当しています。


入社後半年は、先輩弁護士が受任した案件を手伝いながら、仕事の流れを覚えていきました。


少しずつ自分が受任した案件が増え、現在は8割ぐらいが自分の案件です。

Q. なぜエースで働こうと思ったのですか?

幅広い分野の事件をやりたかったので、事件の分野を絞っていない事務所を検討していました。


事件の分野を絞っていなかったのは、元々、父が弁護士で、分野を問わず色々な相談を受ける人だったので、その影響が強いと思います。


私には、先天的な障害を抱えている弟がおり、そういった障害を抱えた子供たちのご両親が、弁護士である父をとても頼りにしているのを見て、自分も父のように困っている人たちを助けてあげたいと思ったのが、弁護士を志したきっかけなので、色々な分野の事件を担当してみたいと思っていました。

エースの就職説明会に参加した時に、雰囲気もよかったし、先生方もやさしそうだったので、こういう会社で働けたらいいなと思い応募しました。

Q. 弁護士の仕事をする上で、難しいと感じる部分は?

似たような事件であっても同じ事件はないので、常に考えていかなくてはいけません。


それが弁護士の仕事の醍醐味であり、大変な部分でもあると思います。


どう解決していくのが、この依頼者さんにとって一番いいのか?依頼者の要望を聞いた上で、法律的にできることと、できないことがあるので、どれを選択して解決の道筋を示すのか、どうすれば依頼者が納得できる解決に導けるかが難しい部分ですね。

Q. 依頼者とのコミュニケーションで心がけていることは?

最初の頃は、電話で話すべきことなのか?メールで済むことなのか?という匙加減もよく分からなかったので苦労しました。

心がけるようになったことは、まず最初に依頼者の話をよく聞くこと。


依頼者が伝えたいことを受け止めて理解した上で、法律的にはこうなりますよと説明することで、依頼者の方にも納得していただきやすいと感じています。


頭ごなしに「法律的にはできない」と言うのではなく、ワンクッションはさむことを心がけています。

あとは、依頼者と一緒に感情的にならないことも心がけています。


依頼者のために全力は尽くすのですが、常に第三者的な目線を忘れないこと。


法律的に俯瞰して考えて、依頼者の方にできることと、できないことの現状をちゃんと説明した上で、最善を尽くすにはどうすればいいかを考えていくことが大切です。

Q. やりがいを感じる瞬間は?

事件が終わった時に、「先生にお願いしてよかったです」と言ってもらえたり、途中経過でも、「先生にお願いして自分の負担が軽くなっています」と言ってもらえると嬉しいですね。

一般的に、弁護士というと敷居が高いイメージを持たれる方が多いと思いますが、僕は「とりあえず聞いてみよう」と思ってもらえる弁護士になることを目指しています。


実際、はじめて会う人にも弁護士っぽくないと言われることが多いです(笑)。依頼者の方が心を開いて話してくださり、それがいい結果につながると嬉しいです。

Q. 印象的な出来事は?

働きはじめの初期の頃、解雇事件の裁判で、検討を求められた解決金の金額が、一定程度の金額ではありつつも、依頼者の方の望む水準には達してはいなかったという案件がありました。


その後の進め方として考えられる選択肢はいくつかありましたが、最終的にご本人はすごく迷われた末に、検討を求められた解決金を受け入れることを決断されました。


もし僕が一歩踏み込んで「争いましょう。」と言ってあげたら、ご本人の希望の金額に近い解決ができたかもしれないと思うと、心に引っ掛かっているところがあります。


ご本人も自分で決断されたことなので、間違いだったとは思っていませんが、僕もまだ経験が少なく、自信を持って背中を押してあげることができませんでした。


その人にとって何がベストかの判断は難しいですが、自分の意見をしっかり伝えていけるよう、法律家としての知識と経験を磨いていきたいと感じた出来事でした。

Q. エースはどんな職場?

先輩弁護士との距離が近いので、すごく仕事がしやすいです。


相談すると丁寧に教えてくれますし、知らないことをバカにしない。


先輩も知らないことは一緒に考えてくれるので、心強いです。

あとは、裁量が大きいです。


処理方針を考え、自分がベストと考える結論を出した際にも、「室井が判断するなら、それでいいと思うよ。迷うようであれば、こういう進め方もあると思うよ。」と助言をくれつつも、私の判断にゆだねてくれます。


もちろん誤りがあれば、しっかり指摘をしてくれますし、任されっぱなしということではないです。



受任事件の処理方針だけでなく、難しそうな事件や取り扱いの少ない分野の事件であってもトライしてみたいと言えば、その意思を尊重してくれます。

自分の判断や意見を尊重しながら、考える機会を与えてくれるというのは、仕事に対するモチベーションも上がりますし、そのような環境で仕事をすることができるエースは、自分を成長させながら、最高のパフォーマンスを発揮できる職場だと思います。

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