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エースの人 #4


パラリーガル 小島紗理


2018年のエース創業時メンバー
前職:アパレル企業の販売員→法律事務所



パラリーガル 小島紗理


2018年のエース創業時メンバー
前職:アパレル企業の販売員→法律事務所


Q. 主な仕事の内容は?

書面の作成や、依頼者との電話対応、外部との連絡のやりとりなど、弁護士しかできない業務以外はなんでもやっています。


細かい仕事が多岐に渡ってあります。

担当事件は、弁護士とパラリーガルで進行を共有しながら進めます。


2人で担当するので、一緒に相談しながら進めていけて心強いです。



パラリーガルから「これどうなっていますか?」「これはこうした方がいいと思う」と意見を言うこともあります。

Q. なぜエースで働こうと思ったのですか?

大学を出た後は、10年近くアパレル企業で販売員として働いていました。


憧れの業界に就職したものの、本当に仕事が苦痛でしかなくて…。


でも給料もらうための仕事なんだから仕方ないよねと割り切ってました。

でも小さい頃から弁護士に憧れていた気持ちがどうしても忘れられなくて、前職の弁護士事務所に転職しました。


転職してみて、一緒に働く人の違いでこんなに仕事が楽しく充実するのかと、30歳を過ぎてようやく気がつきました。


なので、当時働いていた事務所の弁護士(竹内と成田)が辞めて独立するという時に、


ほぼ迷いなく「ついて行っていいですか?」ということになりました。



それで、一緒にエースを立ち上げました。

Q. 未経験から法律事務所に転職した時は大変でしたか?

最初は必死でした。


弁護士や先輩が当たり前と思っていることがそもそも何なのかわからなくて、


その常識からはみ出てしまうことが失敗だ、恥ずかしいと思って、怖がりながら仕事をしていた気がします。
でもやっていくうちに、販売員時代の経験は決して無駄ではなくて、自分の社会人としての経験をもっと生かしていいんだと気がついてからは、


仕事は大変でしたが、楽しくて毎日が充実するようになりました。


当時あきらめずに転職して本当によかったと思ってます。

販売員だった時と決定的に違うのが、こんなに自分の裁量で仕事を進めていいんだということと、


仕事で無駄な駆け引きや気遣いをしなくていいんだということ。


当時の私はこのことにめちゃくちゃ感動しました。

Q. 仕事をする上で大切にしていることは?

私がいつも思っているのは、弁護士と同じ仕事ができるパラリーガルを目指すのではないということです。


弁護士は、弁護士として仕事をするために、あえて感情を入れずに理屈で考えるというか、


思考回路が一般の感覚と少し違うと感じる時もあります。


弁護士に足りないかもしれないその部分の穴埋めをパラリーガルができたら、絶対よりよいサービスの提供ができると思うんです。

私の場合は、例えば、今すぐやらなくてもいいけど、みんなが使える書式を整えておくとか、


弁護士から依頼されていないけど、資料をもう少し見やすくしてみるとか。


ちょっとしたところを気づけるように心がけています。



これらのことは知識や経験は関係なくできることですし、弁護士よりパラリーガルの方が得意だと思います。


これだけは弁護士より得意で自信があるっていうものが一つでもあることが、


パラリーガルが自信を持って仕事をする上で大切なことだと思います。

Q. 依頼者とのやりとりで心がけていることは?

弁護士と同じ対応だとパラリーガルがいる意味がないので、


もう少し依頼者と近い関係で、言いやすい雰囲気をだせるように話しています。


弁護士には言いにくいけど、パラリーガルには言えることもあるので。雑談も大切にしています。

Q. 印象的なできごとは?

事故で脳に障害が残ってしまった依頼者の方がいらっしゃって、必ず私宛に電話をくれて、


「あなたと話すと気持ちが整理できるし、安心する」と言ってくださったことがありました。



あれはすごくうれしかったですね。

あとは、裁判の書面をまかせて書かせてもらって、勝訴判決で終わった時は、すごく喜びました。

Q. パラリーガルはどういう人が向いてると思いますか?

法律知識の有無よりも、仕事に対するスタンスの方が大事だと思います。


ルーティンではなくて、いろんな事件の内容があるので、一つ一つに悩んでしまう人だと辛くなってしまうかもしれません。


新しい仕事がきた時に、なんだかんだ言いつつも笑いながら楽しくこなしていける人が向いていると思います。


大変なことも吐き出せることが大切ですね。

法律知識がない人でも、だんだん身についていくので大丈夫です。


最低限、身につけなければいけないのは、裁判になった時や手続きする時の進行、どういう書面を出して、どことやりとりするかといった事務的な知識です。


そこにプラスαで法律のことを勉強していくと、より応用が利いたり、事件に対する理解が深まるので、


パラリーガルとしてもレベルが高くなっていきます。

Q. エースはどんな職場?

エースの先生方は本当に柔軟で、パラリーガルの意見も聞いてくれます。


任せてくれるところは細かく言わずに任せてくれますし、失敗しても理不尽に怒ったりしないです。

あとは、『チームでやる』という意識が強いです。


パラリーガル同士でフォローし合うことも多いですね。


みんなの仕事の状況をみながら「じゃぁ私が引き受けます」とか、誰かが休んでいても回るようにフォローし合ったり。


大変なことも一緒に共有して、楽しく働ける職場です。

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